父から教わったこと~そして息子へ~

【酒の肴】
Please Don't sell My Artwork AS ISによるPixabayからの画像

どうしようもない父

商売をやれば失敗してまた次の商売をやる。
私が知っているだけでも、空調、花屋、弁当屋、お好み焼き屋、居酒屋。
すべて自営業。

家の電話は取り立て屋からの電話がくるので基本は居留守。

私が小学生の頃、給食費は子供から先生への手渡しでした。
給食費が払えないことが多々あり、その度に先生から催促される…それがとても嫌でした。
先生も嫌だったに違いありません。

父は365日休まず働く人で、本人も言っていますが子育てはしませんでした。
母は父と一緒に働き、さらに3人の子の子育てもする…とても大変だったと思います。
僕らは母の泣く姿を何度見たことだろう。

そして3人の子供が大人の事情をそれなりに理解できるようになった頃、ちょっとした事件(母にとってみれば重大事件)をきっかけに父と母は離婚しました。

「時代の流れ(オイルショック)」や「事故(知人の連帯保証人になりその知人が逃亡)」など外的要因がなければ、もしかしたら…『たられば』の話をしても仕方がないですけどね。

大好きな父

どうしようもない父。だと思っていましたが
社会に出て、そして自分が父親になった今だからこそ分かることが多くあります。

母と子供たち3人を養うため、父は365日毎日必死だったと思います。
どうやってお金を稼ぐか…結果的に失敗してしまいましたが、とにかく四六時中考えたのだと思います。
また子育てをしていないといっても、本気で叱ってくれて、色々話をしてくれ教えてくれました。

父に教わったこと…(回想)

いただきます
❝ごちそうさま❞

人は一人では決して生きられない。
いろんな生物の命、人々に支えられて自分は生かされている。
なので食べる時、食べ終わったときには感謝の気持ちを込めてこの言葉を言う。
またこの時、普段感謝の心を忘れてはいないか、と自問自答する。

❝上を見てもきりがない、下を見てもきりがない❞
❝幸せは自分の心が決める❞

人は、特に若いころは他人と自分を比べたがる。
(特に日本人はそうだと言われているようだ)
比べたからと言って状況が改善される訳でもなく、そもそも比較対象の本人でないと幸せだと感じているのか、不幸だと感じているのかは分からない。
なので他人と自分を比べるのは無意味だ。
他人は他人、自分は自分。
自分の幸せは自分の心が決めものである。
今、自分が置かれている状況を受け入れて、何が出来るかを考えて行動することが、今より1歩先に進む最善の方法である。

どの言葉も生きていくうえでとても大事なこと。

僕らのために毎日休まず働き、そして生きていくうえで大切なことを教えてくれた父。
今は心から大好きだと思えるようになりました。

これからもこの言葉を大切にして、息子へと伝えていきたいと思います。

そして息子へ

その時は突然訪れました。
今夜、夕飯の途中で息子が食事を口にいれて出してと繰り返し遊びだしたのです。
きたーーーー!!!
準備万端だったので息子に諭し始めたその時でした!
妻に遮られました「そういうのやめて」「うざい」と😨

2歳になったばかりだし少し早かったね。うん。
それに妻も疲れているしね。うん。
でもさ「うざい」って言わなくてもよくないかい?うざかったんだろうけどさ…
いつか息子にも「うざい」と言われる日が来るのだろうか…
耐えられるだろうか…今から心の準備はしておこう。

父と久しぶりに会う

父は73歳になった今でも現役で居酒屋をほぼ一人で切り盛りしていて、父を慕ってきてくれる常連客の方も多いそうです。
人徳があるんでしょうね。

先日、兄が父を連れて久しぶりに私たちところへ会いに来てくれました。
子供は妻と兄に任せて、久しぶりに父と会話をしました。
他愛のない会話…
特に盛り上がったのは、エジプト考古学者の「河江肖剰」さんがYoutubeを始めた話。
Youtubeの使い方を教えてあげました。

短い時間でしたが沢山話ができた気がしますし、まだまだ話足らない気もします^^
今度は会いに行くから、健康で長生きしてくれよ親父👍

公園のベンチにて~兄が撮影~

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